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- 坂本龍馬関係書状 慶応三年四月初旬 坂本乙女あて
作品情報
重文
サカモトリョウマカンケイショジョウ ケイオウサンネンシガツショジュン サカモトオトメアテ 坂本龍馬関係書状 慶応三年四月初旬 坂本乙女あて
- 台帳番号
- M甲157-6
全1画像(1~3を表示)
作品名・文化財の名称 | 坂本龍馬関係書状 慶応三年四月初旬 坂本乙女あて |
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作品名・文化財の名称(フリガナ) | サカモトリョウマカンケイショジョウ ケイオウサンネンシガツショジュン サカモトオトメアテ |
指定区分 | 重文 |
作者名 | 坂本龍馬 |
作者名(フリガナ) | サカモトリョウマ |
作品分類 | 歴史 (M) 坂本龍馬関係資料 |
国 | 日本 |
時代 | 江戸 末期 |
世紀 | 19世紀 |
西暦 | 1867 |
員数 | 1通 |
材質・技法 | 紙本墨書 |
法量 | |
賛者 | |
銘文/印章等 | |
寄贈者 | 坂本彌太郎 |
構成作品
坂本龍馬遺墨及坂本家先祖書並系図
M甲157坂本龍馬関係書状 修業中心得大意(父八平直足訓誡書)
M甲157-1坂本龍馬関係書状 文久三年三月二十日 坂本乙女あて
M甲157-2坂本龍馬関係書状 文久三年六月二十九日 坂本乙女あて
M甲157-3坂本龍馬関係書状 慶応元年九月九日 坂本乙女、おやべあて
M甲157-4坂本龍馬関係書状 慶応二年十二月四日 坂本乙女あて
M甲157-5坂本龍馬関係書状 慶応三年六月二十四日 乙女、おやべあて
M甲157-7坂本龍馬関係書状 慶応三年八月五日 長岡謙吉あて
M甲157-8坂本龍馬関係書状 慶応三年十月九日 坂本権平あて
M甲157-9坂本龍馬関係資料 詠草一 和歌(龍馬より姉乙女へ示せる和歌)
M甲157-10坂本龍馬関係資料 詠草二 和歌
M甲157-11坂本龍馬関係資料 詠草三 俚謡
M甲157-12坂本龍馬関係資料 高松千鶴より龍馬あて
M甲157-13坂本龍馬関係書状 慶応二年二月二十二日 木戸孝允より龍馬あて
M甲157-14坂本龍馬関係資料 雄魂姓名録
M甲157-15坂本龍馬関係資料 海援隊日史
M甲157-16坂本龍馬関係資料 海援隊商事
M甲157-17坂本龍馬関係資料 坂本家先祖書指出控
M甲157-18
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姉乙女からの手紙に対する返事。「人間というものは世の中の牡蠣がらの中に住んでおるものであるわい、おかし」などと記し、小松帯刀、後藤象次郎などにも触れている。龍馬の哲学的思考がよくわかる手紙。
哲学的な手紙。姉の乙女に宛てた手紙は姉弟ならではの表現で綴られ読解が難しい。この手紙がその代表。姉から届いた手紙を読んで「姉さんのお話の面白さに腹をつかんで笑いました」と始まる。残念ながら乙女の書いた手紙は現存しないが、姉からは頻繁に届いていたようだ。手紙の中盤では龍馬自身の現状を岩礁にうちあげられた海亀にたとえて「ふと四方を見渡して思うに、世の中とはカキガラばかりである。人間というものはカキガラの中に住んでいるものであるわい。可笑しい。目出度い」などと不思議なことを書いている。自己と環境を客観視している。なにか制度や他者に対し不愉快に思うところがあったのであろう。後半には(船の代金の)「七千八百両が無くて「ヒイヒイ」と困っていたら薩州の小松帯刀という人が出してくれました。神も仏もあるものです」と書いている。また土佐藩参政の後藤象二郎からは一万五百両の援助があったことを記し、「この人は同志の中でも面白い人です」とも記している。この薩摩藩家老の小松と土佐藩参政の後藤はやがて龍馬の仲介で薩土盟約を結ぶことになる。
日本-江戸-末期、19世紀