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作品情報

マキシカマキエラデン リョウシ・スズリバコ 槙鹿蒔絵螺鈿 料紙・硯箱

台帳番号
H甲53

硯箱には観世水の傍らに憩う雌雄の鹿、料紙箱には片身替り風の土坡に槙と鹿が、蒔絵、錫板、螺鈿で表されている。料紙箱蓋裏には銀板による大きな月を背景に槇が描かれ、古今和歌集「秋の月山辺さやかに照らせるは落つる紅葉の数をみよとか」の文字が散らされている。
作者、永田友治については未詳だが、光琳の作風を慕ってその妙を得た、正徳、享保の頃の人とされている。永田友治の銘や印をもつ作品は現在かなりの数があるが、この一具のような大作はほとんどなく、本品を友治の代表作としてよいだろう。

日本-江戸-中期、18世紀

作品名・文化財の名称 槙鹿蒔絵螺鈿 料紙・硯箱
作品名・文化財の名称(フリガナ) マキシカマキエラデン リョウシ・スズリバコ
指定区分
作者名 永田友治
作者名(フリガナ) ナガタユウジ
作品分類 漆工 (H)
日本
時代 江戸 中期
世紀 18世紀
西暦
員数 1具
材質・技法 硯箱・料紙箱一具。 硯箱:方形面取被蓋造。総体黒漆塗。梨地。全体に鹿・槙・流水を金蒔絵、螺鈿、鉛で表す。 料紙箱:長方形、面取、合口造。意匠・技法は硯箱に同じ。
法量
賛者
銘文/印章等
寄贈者 奥村重兵衛
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