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館蔵品データベース
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豊臣秀吉とその正室おねを祀る高台寺の御霊屋(おたまや)は、蒔絵で飾られている。黒漆地に金平蒔絵と絵梨地で秋草を描く様式は、この厨子にちなんで高台寺蒔絵と呼ばれる。本品は昭和三十一年(一九五六)にその修理を担当した蒔絵師、井田宣秋(いだせんしゅう)(一八九二~一九七四)による湿拓(しったく)である。作品に湿った紙を密着させ、墨を含んだたんぽでたたいて凸部を写し取る方法ゆえ、重要文化財となった蒔絵に対して再び行われることはおそらくないだろう。この丁寧な観察により、桃山時代の蒔絵師の銘がみつかっている。
日本-昭和、20世紀
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豊臣秀吉とその正室おねを祀る高台寺の御霊屋(おたまや)は、蒔絵で飾られている。黒漆地に金平蒔絵と絵梨地で秋草を描く様式は、この厨子にちなんで高台寺蒔絵と呼ばれる。本品は昭和三十一年(一九五六)にその修理を担当した蒔絵師、井田宣秋(いだせんしゅう)(一八九二~一九七四)による湿拓(しったく)である。作品に湿った紙を密着させ、墨を含んだたんぽでたたいて凸部を写し取る方法ゆえ、重要文化財となった蒔絵に対して再び行われることはおそらくないだろう。この丁寧な観察により、桃山時代の蒔絵師の銘がみつかっている。
日本-昭和、20世紀