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- IHS花入籠目文蒔絵螺鈿書見台
作品情報
アイエイチエスハナイリカゴメモンマキエラデンショケンダイ IHS花入籠目文蒔絵螺鈿書見台
- 台帳番号
- H甲122
全1画像(1~3を表示)
作品名・文化財の名称 | IHS花入籠目文蒔絵螺鈿書見台 |
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作品名・文化財の名称(フリガナ) | アイエイチエスハナイリカゴメモンマキエラデンショケンダイ |
指定区分 | |
作者名 | |
作者名(フリガナ) | |
作品分類 | 漆工 (H) |
国 | 日本 |
時代 | 桃山 |
世紀 | 16世紀 |
西暦 | |
員数 | 1基 |
材質・技法 | 木製、一枚の板から背板と脚を彫り出した折りたたみ式の見台。キリスト教の聖書用だが、構造が回教圏のコーランの台に共通するため、木地は海外から日本に運び込まれた可能性もある。総体黒漆塗の地に、螺鈿平蒔絵で、背板表中央にイエズス会のIHS紋を描き、その周囲と、受け部上面、脚部表に花入篭目文を表し、受け部下面には、橘、背板裏には葛唐草、脚部裏には朝顔の唐草を表す。 |
法量 | 縦 45.7cm 横 31.2cm 高 34.7cm |
賛者 | |
銘文/印章等 | |
寄贈者 |
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IHSはイエスを表す文字で、この図は宣教師フランシスコ・ザビエルが所属した修道会、イエズス会の紋章。キリスト教の聖書を乗せる台である。一枚の板から蝶番で開閉する二枚の板を刳り出すこの構造は、イスラム教の聖典、コーランを乗せる台によく見られるもので、その場合は蝶番を中央にして左右に開く。本品は、見本をもとに日本の木地師が作ったものかもしれないが、中国やインドの工芸技法で飾られた全く同じ構造のイエズス会紋章入り書見台も存在するので、海外から持ち込まれた木地に日本で蒔絵と螺鈿を施した可能性もある。
日本-桃山、16世紀