- TOP
- 山水屏風
作品情報
国宝
センズイビョウブ 山水屏風
- 台帳番号
- A甲227
全7画像(1~3を表示)
作品名・文化財の名称 | 山水屏風 |
---|---|
作品名・文化財の名称(フリガナ) | センズイビョウブ |
指定区分 | 国宝 |
作者名 | |
作者名(フリガナ) | |
作品分類 | 絵画(A) 仏画 その他 |
国 | 日本 |
時代 | 平安 後期 |
世紀 | 11世紀 |
西暦 | |
員数 | 6曲1隻 |
材質・技法 | 絹本著色 |
法量 | 各縦 146.3cm 各横 42.7cm 各扇縦 146.3cm |
賛者 | |
銘文/印章等 | |
寄贈者 |
お探しの画像が、一括資料、連作の可能性がある場合、個別の作品名称で出ないことがあります。
台帳番号で改めて検索を行うと作品の全画像が出ます。
山水屏風は真言宗の密教で潅頂(かんじょう)(仏弟子になるときの儀式)を行なうとき、その道場で用いられるが、本来は平安貴族の邸宅で用いられたものらしい。この屏風は、広々とした風景の下方に、草堂に隠棲して詩作にふける老翁と、それを訪問する貴公子の主従を描いている。平安時代に流行した唐絵(からえ)の珍しい例で、登場人物はすべて唐風に描かれているが、この老翁こそ中国唐代の詩人白楽天であろうと考えられている。しかし、絵画技法の上からみると、人物・山・水・樹木・岩石など、すべて温和で情趣的な日本化の傾向が著しく、平安時代後期の制作と思われる。
日本-平安-後期、11世紀
この屏風は、密教の灌頂(かんじょう)という儀式で使用されてきたもので、東寺に伝来していた。法会の威儀をととのえるために日常の室内調度の屏風を転用したのがはじまりである。12世紀になって灌頂が盛んになると、次第に法会の形式も完備し、そこで使用される屏風もこの画題に決まっていった。本図は、11世紀後半に遡ると考えられる最古作であり、王朝時代の調度品の実態がうかがえる。
画題はよくわかっていないが中国の故事に求めており、「唐絵(からえ)」ということになる。描写のスタイルは中国の唐時代に由来するものだが、中国画で感じる厳しさはあまりない。
「金岡(かなおか)は山を畳むこと十五重、広高(ひろたか)は五六重也」(『雅兼卿記(まさかねきょうき)』)とあるように、宮廷画家として活躍した巨勢家においても、9世紀末に活躍した金岡に比べ、11世紀初頭に活躍した広高では、既に重々たる山岳を描くことは流行らなくなっており、本図もその流れで理解できる。こうした柔らかく穏やかなスタイルを洗練させたところに「国風文化」の真面目(しんめんぼく)がある。
解説時名称:山水屏風
平安時代、11世紀、6曲1隻