作品情報

ハコセコ 箱迫

台帳番号
I甲369

こうした美麗重厚な刺繍文様の箱迫は、大奥や大名の奥向き女中の所用で、鏡・懐紙・箸・櫛など女性の身の廻りの用意を納めて懐中するものである。主としてラシャやビロード、ゴロフクレンなど当時舶来の珍しい裂類を用いている。刺繍は撚糸(よりいと)をさまざまに駆使し、しかも肉入(にくい)り繍(ぬ)いで、小さな空間ながらその意匠の気分はきわめて大きく、見る者を圧倒するようである。文様の主題は五節句にちなんだり、能楽、中国の故事など吉祥の意味をもつものや、季感ゆたかな秋草文様などがある。

日本-江戸、19世紀

作品名・文化財の名称 箱迫
作品名・文化財の名称(フリガナ) ハコセコ
指定区分
作者名
作者名(フリガナ)
作品分類 染織 (I) 染織
日本
時代 江戸
世紀 19世紀
西暦
員数 15個
材質・技法
法量
賛者
銘文/印章等
寄贈者
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