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作品情報

スミヨシマキエスズリバコ 住吉蒔絵硯箱

台帳番号
H甲43

典型的な室町時代の硯箱。方形面取の被せ蓋造で、蓋表は月夜の松原、波に岸辺に建つ殿舎、蓋裏には中景に住吉社頭と反橋、遠景に淡路島、近景に松原の塩釜を配す。またこれらの景に「すみよし」「松 とし なく」の文字を樹間などに散らしている。
「住吉の松の木まより見渡せば、月落ちかかる淡路島やま」(『従三位頼政卿集』)を意匠したものであろう。
このように古典文学の1場面、詩歌を意匠した硯箱は中世蒔絵の1つの特徴である。また蒔絵技法も最も手のこんだ時期の作品といえる。

日本-室町、15世紀

作品名・文化財の名称 住吉蒔絵硯箱
作品名・文化財の名称(フリガナ) スミヨシマキエスズリバコ
指定区分
作者名
作者名(フリガナ)
作品分類 漆工 (H)
日本
時代 室町
世紀 15世紀
西暦
員数 1合
材質・技法 方形、唐戸面取、被蓋造の硯箱。総体黒漆塗。梨地。蓋表・蓋裏・見込にかけて住吉社頭の景を蒔絵する。
法量 縦 22.2cm 横 20.7cm 高 4.1cm
賛者
銘文/印章等
寄贈者 奥村重兵衛
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