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- 菊枝文双雀鏡
作品情報
重美
キクエダモンソウジャクキョウ 菊枝文双雀鏡
- 台帳番号
- E甲207
全1画像(1~3を表示)
| 作品名・文化財の名称 | 菊枝文双雀鏡 |
|---|---|
| 作品名・文化財の名称(フリガナ) | キクエダモンソウジャクキョウ |
| 指定区分 | 重美 |
| 作者名 | |
| 作者名(フリガナ) | |
| 作品分類 | 金工(E) 鏡 |
| 国 | 日本 |
| 時代 | 鎌倉 |
| 世紀 | 13世紀 |
| 西暦 | |
| 員数 | 1面 |
| 材質・技法 | 黒緑褐色。伝長野県内某神社奉納鏡截頭半球形の素鈕で薄い鏡胎に低台形縁とする点など、十二世紀以来の大型奉納鏡の特徴を引く。また鈕孔の貫通していないことも、鏡台に据えた奉納品を思わせる。菊花が画面一杯に咲き乱れる図様は、新潟県諏訪神社蔵の弘安元年(1278)刻銘鏡などに例があり、永仁二年(1294)刻銘の鹿児島県新田神社蔵牡丹双鳥鏡などと州浜表現が近似する(広瀬都巽1938)。概ね十三世紀後半の製作年代が与えられる。 |
| 法量 | 径 20.6cm 縁高 0.3cm 縁幅 0.4cm |
| 賛者 | |
| 銘文/印章等 | |
| 寄贈者 | 廣瀬治兵衛 |
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白銅鋳造、円形で鈕を中心にして下方に洲浜、その右寄りから菊枝が上方に延びて枝いっぱいに菊花を咲かせ、これに双雀が遊ぶのどかな情景をあらわしている。菊花文は既に平安時代後期から和鏡のデザインとして、しばしば目にふれるが、しかしこの菊花に洲浜を組合わせた意匠は鎌倉時代に入ってから流行したものである。
この鏡は写生的要素のつよい緻密な構図と鋳造技術の高い精妙な表現をもつ見事なもので、同種のうちでも特に優れている。
日本-鎌倉、13世紀