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作品情報

国宝

ダイホウジャクキョウカンダイ32(コウライコクキンジダイゾウキョウ) 大宝積経巻第三十二(高麗国金字大蔵経)

台帳番号
B甲678

高麗時代、統和二十四年(1006)に千秋太后皇甫氏がその寵臣金致陽と同心発願して書写せしめた紺紙金字一切経のうちの一巻で、その一切経で現存するのは本巻のみという実に稀有な遺品である。高麗時代の写経の中では最も古く、表紙には銀泥で宝相華唐草文、見返しには同じく銀泥で三菩薩が散華供養している様子が描かれており、絵画史の上でも重要な作品となっている。経文は、崔成朔なる人物が書写したことが知られるが、遼や契丹の影響を受けたと見られる力強く端正な筆致となっている。
見返しの左端には、嘉慶二年(1388)に近江の金剛輪寺に施入された旨の朱書がある。

朝鮮-高麗、11世紀

作品名・文化財の名称 大宝積経巻第三十二(高麗国金字大蔵経)
作品名・文化財の名称(フリガナ) ダイホウジャクキョウカンダイ32(コウライコクキンジダイゾウキョウ)
指定区分 国宝
作者名
作者名(フリガナ)
作品分類 書跡 (B)
朝鮮
時代 高麗
世紀 11世紀
西暦 1006
員数 1巻
材質・技法 紺紙金字
法量 縦 29.1cm 横 881.2cm
賛者
銘文/印章等
寄贈者
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