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- 短刀 銘左/筑州住
作品情報
重文
タントウ メイサ チクシュウジュウ 短刀 銘左/筑州住
- 台帳番号
- E甲475
全4画像(1~3を表示)
作品名・文化財の名称 | 短刀 銘左/筑州住 |
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作品名・文化財の名称(フリガナ) | タントウ メイサ チクシュウジュウ |
指定区分 | 重文 |
作者名 | |
作者名(フリガナ) | |
作品分類 | 金工 (E) 刀剣 |
国 | 日本 |
時代 | 南北朝 |
世紀 | 14世紀 |
西暦 | |
員数 | 1口 |
材質・技法 | |
法量 | |
賛者 | |
銘文/印章等 | |
寄贈者 |
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この短刀の作者である左文字は、「左」の一文字を茎(なかご)に刻むため左文字と呼ばれ、九州を代表する名工である。この奇妙な名乗りは一説に左衛門三郎の頭文字とされ、古くは正宗の弟子の筆頭格として考えられていた。九州各地では、平安時代から多くの刀工が活動していたが、筑前国にも良西、西蓮、実阿と続く刀工流派が存在し、左文字は実阿の子にあたる。左文字は、実阿以前の九州刀工に見られる古典的な侘びた風情の地鉄から一転し、非常に緻密で明るく、冴えて洗練された作風を開拓した。
本品は地錵(じにえ)が厚くつき、微細な地景(ちけい)が入った精緻な地鉄に匂口(においぐち)の深い湾(のたれ)と、互の目の交じった刃文を焼く。全体的な姿形は鎌倉時代の古様さを遺した上品なもので、従来までの北部九州の鍛冶の作品とは一線を画す。左文字を代表する一口で、このような垢抜けた作行が、左文字を正宗の弟子と捉えるようになった一因である。
日本-南北朝、14世紀