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作品情報

キリチガイタカノハチョウモンマキエタンス 桐違鷹羽蝶紋蒔絵箪笥

台帳番号
H甲203

前面に慳貪蓋(けんどんぶた)をつけた縦長の箪笥。内部は後世に桧製の棚が加えられ、茶道における旅箪笥となるよう改造されている。黒漆地に金平蒔絵(きんひらまきえ)、絵梨地(えなしじ)の組み合わせで、桐紋、丸に違鷹羽(ちがいたかのは)紋、揚羽蝶(あげはちょう)紋を迫力満点に描いており、これらの家紋を用いた武家にゆかりの品と想像される。違鷹羽紋を用いる浅野幸長(あさのゆきなが)(一五七六~一六一三)が、揚羽蝶紋を用いる池田恒興(いけだつねおき)の娘(輝政(てるまさ)の異母姉妹)を正室に迎えているので、この婚姻に関わる調度であったかもしれない。

日本-桃山、16世紀〜17世紀

作品名・文化財の名称 桐違鷹羽蝶紋蒔絵箪笥
作品名・文化財の名称(フリガナ) キリチガイタカノハチョウモンマキエタンス
指定区分
作者名
作者名(フリガナ)
作品分類 漆工 (H)
日本
時代 桃山
世紀 16世紀~17世紀
西暦
員数 1基
材質・技法 木製指物製、長方形、長側面の一方を慳貪蓋造とし、両短側面の上方に銅製の提手をつけた箪笥。内部は天地と短側面の全面を覆うように、桧材で枠を作り、二段の棚板を設けて、旅箪笥となるよう改造されている。外部は黒漆地に金平蒔絵、絵梨地、付描で、各面に桐紋、丸に違鷹羽紋、揚羽蝶紋を配し、いわゆる高台寺蒔絵の様式を示す。鍵金具など金銅製飾り金具は、魚々子地に蹴彫で露を添えた桐紋を描く。
法量 幅 41.8cm 奥行 30.7cm 高 45.9cm
賛者
銘文/印章等
寄贈者
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