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作品情報

IHSモンマキエラデンセイヘイバコ IHS紋蒔絵螺鈿聖餅箱

台帳番号
H甲118
IHS紋蒔絵螺鈿聖餅箱 画像 画像を拡大する

写真番号:226-5291
カラー種別:カラー

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 大航海時代に大型商船で来日した西洋人のなかには、多くの宣教師もいた。彼らも蒔絵を注文した。
 これは、カトリック教会の聖餐式に用いる聖餅箱、すなわちイエスの肉体を象徴するパンを収納する容器である。IHSはイエスの名を表す記号。これを光の輪で囲み、Hの文字に十字架を立て、三本の釘を刺したハートを添えた意匠は、天文十八(一五四九)年に来日したフランシスコ・ザビエルの属するイエズス会の紋章である。西洋人が祖国に持ち帰った初期の輸出漆器の中でも、聖餅箱は、世界で十数例ほどしか確認されておらず貴重である。

日本-桃山、16世紀

作品名・文化財の名称 IHS紋蒔絵螺鈿聖餅箱
作品名・文化財の名称(フリガナ) IHSモンマキエラデンセイヘイバコ
指定区分
作者名
作者名(フリガナ)
作品分類 漆工 (H)
日本
時代 桃山
世紀 16世紀
西暦
員数 1合
材質・技法 木製円筒形。木胎は針葉樹でない?曲物でなく挽物か?印籠蓋造。懸子付。上げ底。総体黒漆塗。金蒔絵(平蒔絵蒔放し、赤褐色の絵梨地風表現も(朱の上の銀か?))、螺鈿で蓋表に円光内にI・H・S紋、側面に椿を意匠している。蓋表の貝(へぎ貝)は文様に整形されているが、蓋鬘と身側では不整形でランダムに配置されている。
法量 径 11.4cm 高 9.1cm
賛者
銘文/印章等
寄贈者
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