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- IHS紋蒔絵螺鈿聖餅箱
作品情報
IHSモンマキエラデンセイヘイバコ IHS紋蒔絵螺鈿聖餅箱
- 台帳番号
- H甲118
全1画像(1~3を表示)
作品名・文化財の名称 | IHS紋蒔絵螺鈿聖餅箱 |
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作品名・文化財の名称(フリガナ) | IHSモンマキエラデンセイヘイバコ |
指定区分 | |
作者名 | |
作者名(フリガナ) | |
作品分類 | 漆工 (H) |
国 | 日本 |
時代 | 桃山 |
世紀 | 16世紀 |
西暦 | |
員数 | 1合 |
材質・技法 | 木製円筒形。木胎は針葉樹でない?曲物でなく挽物か?印籠蓋造。懸子付。上げ底。総体黒漆塗。金蒔絵(平蒔絵蒔放し、赤褐色の絵梨地風表現も(朱の上の銀か?))、螺鈿で蓋表に円光内にI・H・S紋、側面に椿を意匠している。蓋表の貝(へぎ貝)は文様に整形されているが、蓋鬘と身側では不整形でランダムに配置されている。 |
法量 | 径 11.4cm 高 9.1cm |
賛者 | |
銘文/印章等 | |
寄贈者 |
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大航海時代に大型商船で来日した西洋人のなかには、多くの宣教師もいた。彼らも蒔絵を注文した。
これは、カトリック教会の聖餐式に用いる聖餅箱、すなわちイエスの肉体を象徴するパンを収納する容器である。IHSはイエスの名を表す記号。これを光の輪で囲み、Hの文字に十字架を立て、三本の釘を刺したハートを添えた意匠は、天文十八(一五四九)年に来日したフランシスコ・ザビエルの属するイエズス会の紋章である。西洋人が祖国に持ち帰った初期の輸出漆器の中でも、聖餅箱は、世界で十数例ほどしか確認されておらず貴重である。
日本-桃山、16世紀