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- 絣御召縮緬地破亀甲鶴梅折枝文様刺繍振袖
作品情報
カスリオメシチリメンジヤブレキッコウツルウメオリエダモンヨウシシュウフリソデ 絣御召縮緬地破亀甲鶴梅折枝文様刺繍振袖
- 台帳番号
- I甲757
全2画像(1~3を表示)
作品名・文化財の名称 | 絣御召縮緬地破亀甲鶴梅折枝文様刺繍振袖 |
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作品名・文化財の名称(フリガナ) | カスリオメシチリメンジヤブレキッコウツルウメオリエダモンヨウシシュウフリソデ |
指定区分 | |
作者名 | |
作者名(フリガナ) | |
作品分類 | 染織 (I) 染織 |
国 | 日本 |
時代 | 明治 |
世紀 | 19世紀 |
西暦 | |
員数 | 1領 |
材質・技法 | 公家女子が着用したと考えられる小裁の振袖。白絹の付け紐がつき、肩と腰にそれぞれ揚げをとる。生地は経糸に紫と白に染め分けた絣糸、緯糸に濃鼠色を用いた御召縮緬地で、大胆な山道文様を織りあらわす。そこに互の目に配した破亀甲に鶴と梅折枝のふたつのモチーフを、すべて刺繍であらわす。用いられる刺繍糸は、白、橙、赤、萌葱、茶、濃鼠、黒、萌葱と茶の杢糸の各色と金糸である。随所に撚糸が用いられるものの、多くは撚りをかけないかま糸によってゆったりと繍いとられている。生地の紫、刺繍糸の赤とも、たいへん鮮やかな色彩で、この時代に上流階級で好んで用いられた化学染料によると考えられる。裏地は通し裏の紅平絹。亀甲、鶴、梅折枝といった古典的で大ぶりな文様をゆったりと繍いとるという、文様・技法ともに典型的な公家小袖である。鮮烈な赤や紫にみるように、化学染料を用いることが上流階級のステイタスであった、明治時代の作例と考えられる。生地の絣御召縮緬は珍しいが、同じく公家の小袖である「矢絣菊楓梅模様小袖(国立歴史民俗博物館所蔵)」が類例として知られ、このような生地が公家小袖に流行した時期があることをうかがわせる。腰揚げ16.5㎝、肩揚げ3.4㎝をとる。 |
法量 | 丈 105cm 裄 50cm 袖丈 70.8cm |
賛者 | |
銘文/印章等 | |
寄贈者 |
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