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- 牡丹唐草蒔絵伏籠
作品情報
ボタンカラクサマキエフセゴ 牡丹唐草蒔絵伏籠
- 台帳番号
- H甲92-32
全1画像(1~3を表示)
作品名・文化財の名称 | 牡丹唐草蒔絵伏籠 |
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作品名・文化財の名称(フリガナ) | ボタンカラクサマキエフセゴ |
指定区分 | |
作者名 | |
作者名(フリガナ) | |
作品分類 | 漆工 (H) |
国 | 日本 |
時代 | 江戸 中期 |
世紀 | 17世紀 |
西暦 | |
員数 | 1基 |
材質・技法 | |
法量 | 縦 46.7cm 横 46.7cm 高 46.7cm |
賛者 | |
銘文/印章等 | |
寄贈者 | 田村伎都子 |
構成作品
- 化粧道具類(田村伎都子コレクション)
H甲92 - 梅桜蒔絵化粧道具類
H甲92-1 - 橘唐草に紋散蒔絵十二手箱
H甲92-2 - 蔦唐草蒔絵櫛台
H甲92-3 - 海松貝蒔絵旅櫛笥
H甲92-4 - 丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱
H甲92-5 - 夕顔蒔絵化粧箱・鏡掛
H甲92-6 - 鳳凰唐草蒔絵化粧道具箱
H甲92-7 - 菊唐櫃片輪車蒔絵角赤小手箱
H甲92-8 - 流水山吹蒔絵大角赤手箱
H甲92-9 - 松橘蒔絵大角赤手箱
H甲92-10 - 菊蒔絵小箱
H甲92-11 - 蜀江文蒔絵箱
H甲92-12 - 孔雀羽散蒔絵螺鈿箱
H甲92-13 - 流水楓蒔絵櫛台
H甲92-14 - 桐唐草蒔絵小箪笥
H甲92-15 - 鳥獣文彫木彩漆櫛台
H甲92-16 - 三つ葉葵紋入若松唐草蒔絵倚懸
H甲92-17
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伏籠は、衣服に香を薫きしめるための調度である。中に阿古陀形の香炉を置くのが一般的
で、香炉で薫いた香りを、籠の上に被せた着物に巡らせる。髪や着物に香を薫きしめる習
慣は、平安時代の貴族の生活には欠かせない身だしなみであった。伏籠はその後、雅びな
生活を象徴する調度として、近世の大名婚礼調度にも採用された。本作品のような蝶番を
つけた立方体の組み立て式は、近世以降の形である。本作品は、詰梨地に金銀の薄肉高蒔
絵の技法により、牡丹唐草文を表し、菊花紋、桐紋、竹輪に九枚笹に対い雀紋を散らして
いる。蝶番や枠の四方の飾り金具にも同じ文様が施され、華やかな仕上りを見せている。
金網は銀製。なお、黒塗りの枠と飾り金具のいくつかは後の補修である。
日本-江戸-中期、17世紀