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- 花鳥蒔絵螺鈿書箪笥
作品情報
カチョウマキエラデンショタンス 花鳥蒔絵螺鈿書箪笥
- 台帳番号
- H甲59
全10画像(1~3を表示)
作品名・文化財の名称 | 花鳥蒔絵螺鈿書箪笥 |
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作品名・文化財の名称(フリガナ) | カチョウマキエラデンショタンス |
指定区分 | |
作者名 | |
作者名(フリガナ) | |
作品分類 | 漆工 (H) |
国 | 日本 |
時代 | 桃山 |
世紀 | 16世紀~17世紀 |
西暦 | |
員数 | 1基 |
材質・技法 | 木製。長方形の箪笥。左右に提金具、蓋上方に錠金具をつける。蝶番をとめた扉が前方にたおれる構造をとっており、その内に大小11の引出しを納めている。総体黒漆塗。蓋表・天板・二短側面はいずれも十字型の窓の内に花樹に飛鳥の図称を金銀蒔絵と螺鈿で表わし、その周囲には金銀蒔絵と螺鈿の花菱の地文を充填している。この内部四ヶ所に金銀蒔絵の紋を入れ、さらにその周囲に花菱。南蛮唐草・輪違の模様がそれぞれ金銀蒔絵と螺鈿で表わされている。背面と蓋裏には金銀蒔絵と螺鈿の葛の模様が描かれている。 |
法量 | 縦 34.8cm 横 61.0cm 高 42.7cm |
賛者 | |
銘文/印章等 | |
寄贈者 |
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こちらも机をかねた引き出し箪笥。十字架形の絵窓はめずらしいが、螺鈿による縁取り文様、すきまなく描かれた花鳥文、家紋とは限らない丸紋などは、初期の輸出漆器の特徴をよく示す。
西洋の城館では、こうした漆器を家具として常設した。長年にわたって紫外線を浴びた漆は光沢を失う。西洋ではニスを塗って修復したが、ニスは酸化しやすく、茶色くにごる。本品も全面にヤニ色の膜がかかったようであったが、このほど二年間の修復を経て輝きを取り戻した。修理後の初公開である。
日本-桃山、16世紀〜17世紀